Lesson3-1 自分の本質(プラクリティ)を知ろう

プラクリティとは

アーユルヴェーダでは、個人の性質や体質が非常に重要視されています。そんな一人一人の本質を表すための分類が、ヴァータ・カパ・ピッタの3つです。

これら3つの分類をアーユルヴェーダでは「プラクリティ」と呼びます。この世に生まれてからプラクリティは変化しないと考えられており、これを「バース・プラクリティ」と呼んでいます。
しかし、プラクリティは生活環境次第で、時に変化したような兆候を見せたりすることもあり、これを「ボディ・プラクリティ」と呼んでいます。

プラクリティは、3つのうちどのドーシャがバランスを崩しやすいのかで決まります。
次のチェックリストにおいて、もっとも当てはまる項目が多いドーシャがあなたの体質のタイプです。
ひとつのドーシャだけが優勢というパターンは実は稀で、たいていは3つのうち2つが優勢になります。

他に比べ、一つのドーシャの項目が目立って当てはまる場合、それがあなたのドーシャ型です。
3つのうち2つが同じくらい当てはまる場合は、それら2つの混合型があなたのドーシャ型です。
3つが同じくらい当てはまる場合はほとんどありません。

しかし、人の数だけ体質が存在しますので、3つの体質の優劣の組み合わせにより、体質は無限であるといえるでしょう。

ぜひチェックリストは、幼少期からのあなた自身と向き合って行ってください。
1度は自分自身で、2度目は友人や家族などと相談しながら、客観的な意見を取り入れてみるとよいでしょう。

プラクリティチェックリスト

ヴァータタイプチェック

ピッタタイプチェック

カパタイプチェック

いかがでしたか。

以上のようにチェックリストを使って自分のプラクリティを知ろうとすることは、自分自身の身体や心と向き合うことに繋がります。
次のセクションからは、それぞれのタイプの心身の特徴やセルフケアの方法をご紹介します。
自分自身への気づきをさらに深めることが出来ますので、しっかりと学んでいきましょう。