Lesson4-3 生命エネルギー 活力素の「オージャス」

7つのダートゥのバランス

ドーシャのアンバランスが起こると、体内の7つのダートゥのバランスも崩れます。

7つのダートゥ

  • ラサ(血漿・リンパ)
  • ラクタ(血液)
  • マーンサ(筋肉組織)
  • アスティー(骨組織)
  • マッジャー(骨髄組織・神経組織)
  • メーダ(脂肪組織)
  • シュクラ(生殖組織)

ヴァータ→骨組織
ピッタ→血液
カパ→血漿・リンパ・筋肉組織・脂肪組織・骨髄組織や神経組織・生殖組織
に関係します。


ラサ(血漿・リンパ)

健康な状態:肌につやがある・喜びややる気がみなぎる・集中力がある

アンバランスな状態:吐き気・うつ状態・全身倦怠感

ラクタ(血液)

健康な状態:感覚が敏感・唇や爪の色が良い

アンバランスな状態:黄疸・発疹・出血異常・膿瘍

マーンサ(筋肉組織)

健康な状態:体力がある・精神的に安定している

アンバランスな状態:無気力・虚無感と不安

アスティー(骨組織)

健康な状態:骨や歯・爪や関節が丈夫 楽観的

アンバランスな状態:関節硬化・歯が弱る・抜け毛が多くなる

マッジャー(骨髄組織・神経組織)

健康な状態:免疫機能が高い・満ち足りた幸福感

アンバランスな状態:骨や関節に痛みが出る・疲れやすい・目眩

メーダ(脂肪組織)

健康な状態:安心感・愛情や友情を感じやすくなる・皮膚や髪や目が潤う

アンバランスな状態:疲労感・関節の痛み ・体重減少・乾燥・ 爪や髪や歯や骨の痛み

シュクラ(生殖組織)

健康な状態:性欲旺盛

アンバランスな状態:性欲減退・生理不順・精神的にエネルギーがない

生命エネルギー「オージャス」の働き

以上の7つのダートゥが一緒に作用して、オージャスという活性素を作り出します。
オージャスは究極の生命エネルギーと呼ばれ、心臓の中にあると考えられています。(7つあるチャクラの内の1つ)

全身に行きわたり、私たちに生きる源を与えてくれるエネルギーこそがオージャスなのです。
オージャスがあれば生きることが出来ますが、破壊されてしまうと私たちは生きていけません。
身体の一部のオージャスが弱まると、その部分から病気になり、治癒するためにはオージャスの回復が必要です。

このことから、オージャスは免疫機能の基盤であるともいわれています。

ダートゥの変換過程でオージャスは生まれますので、食物をはじめ、精神的な出来事もしっかり消化できるような生活をすることがオージャスを生み出すためには大切です。

オージャスのアンバランスは、過度なアルコール摂取やたばこ、生活リズムの乱れから起こります。怒りや悲しみなどの悲観的な感情からもアンバランスは引き起こされます。

また、良質なオージャスを生み出すためには適した食生活が必要不可欠です。

肉やチーズ、乳製品や卵、加工製品や脂っぽいものなどの食品ばかりを食べていると、オージャスは生成されにくくなってしまいます。また、塩分や糖分の高い食事もオージャスの生成を妨げます。食べ過ぎや食べる時間によっても消化不良が起こり、オージャスの生成に良くありませんので注意しましょう。